名刹巡礼 古寺100選

国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受け、2011年には世界遺産に指定された

828年、慈覚大師円仁によって開創された奥州随一の禅寺

853年に開山した曹洞宗の名刹。古くから文人墨客が訪れた名刹として知られている

860年に中国から日本に仏教を伝えた慈覚大師円仁により開かれた、お山、奇岩の境内、岩穴の石仏など、他に見られない霊場である

会津三十三観音三十一番札所として、仏都会津の象徴となっている寺院。千手観音像は、立木の状態で彫刻され、身丈8.5mで日本最大級。

会津仏教の中心的存在の古刹。当時は七堂伽藍、附属屋、十二の坊舎、百余ヵ寺の子院を有する一大寺院であったと伝えられている

最も大切な霊場であり、歴代天皇の勅願寺として伝わり、上野の国司の菩提寺となっている

能仁寺本堂北庭として保存されている池泉鑑賞蓬莱庭園は面積324坪。桃山時代の作庭と推定され、名園の一つとして知られている。

真言宗豊山派の寺院。本堂の前に立っている大銀杏は、樹高が30m超・幹周が8mというもので、樹齢は実に1000年といわれている。

940年に寛朝大僧正によって開山。本尊の不動明王は、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が一刀三礼敬虔な祈りを込めて敬刻開眼したもの

1393年に浄土宗第八祖酉誉聖聰上人により開山された、徳川将軍家とゆかり深い浄土宗の七大本山の一つ。

日蓮聖人が1282年10月13日、61歳で入滅（臨終）した霊跡。「法華経の道場として長く栄えるように」祈りを込めて日蓮聖人が名付けたもの

水神の深沙大王を祀り創建された古刹。奈良白鳳期の古仏、釈迦如来像（白鳳仏）、宝冠阿弥陀如来像など、寺宝、文化財が多い。

臨済宗建長寺派の寺。洞穴の中に、弘法大師により掘られたと伝えられる十六ノ井（16の井戸）がある。

1243年創建の浄土宗「十夜法要」発祥の地。毎年10月12日〜15日に行われる法要は500年以上の伝統ある古式法要である

約720年前、覚山志道尼が開創。当寺に駆け込めば離縁できる女人救済の寺として、明治に至るまでの寺法を引き継いできた歴史をもつ

1184年に創建され、縁結びの寺として知られている寺院。

鎌倉時代中期にはすでに相当の規模をもった禅寺であり、信州学海の中心道場であったと伝えられる。信州最古の禅寺

開祖本聖上人は、比叡山にて研学修行の後、太田切黒川の瀑の中より不動明王の尊像を授かり、この地に寺を開いたと伝えられる。

加賀藩二代藩主前田利長公の菩提を弔うため、三代藩主利常公によって建立された。義弟利常は、広山恕陽禅師をもって開山。

第三代徹通義介禅師が開山した曹洞宗の古刹。伽藍は曹洞宗寺院建築の典型的な七堂伽藍の配置している。

自然の岩山洞窟を本尊とする寺院。神仏をともに祀り、自然の教えを大切にし、境内を心を癒す天然の道場としている。

蓮如上人が15世紀後半に開基し、北陸における布教拠点とした寺院で、江戸時代には本願寺の直轄寺として吉崎御坊願慶寺と称した場所。

1244年、道元禅師によって開創された出家参禅の道場。七堂伽藍を中心とした、大小70余棟の殿堂楼閣が建ち並んでいる。

798年創建。日本最古の観音霊場「西国巡礼」の第三十三番の満願・結願の寺として知られている

801年、伝教大師最澄が創建したと伝えられる天台宗の寺。最澄作の薬師如来が祀ってある

約1300年前、行基大士が薬師如来を奉安したのが開基の由来。特に目の守護、眼病平癒の寺として信仰を集めている

高野山真言宗の寺院。鎌倉幕府初代執権である北条時政が、娘婿の源頼朝の奥州平泉討伐の戦勝祈願のため建立したと伝えられる

654年に奈良の道昭和尚が孝徳天皇の勅願を以て開いた尾張の最古刹。1565年、織田信長公が柴田勝家を伴い参詣したと伝えられている

正式には「長等山園城寺（ながらさんおんじょうじ）」という、天台寺門宗の総本山。

湖東三山の中で最も古く、飛鳥時代に聖徳太子の発願により、百済からの渡来人のために創建された。

空海が唐より帰朝後、東寺を真言密教の根本道場としていた。

1339年、奈良県吉野で崩御された後醍醐天皇の霊を慰めるため、時の将軍・足利尊氏が夢窓國師を開山として創建した寺院。

1367年、夢窓国師を開山として建立。一休禅師が幼少の頃に修養したと伝えられている。通称「竹の寺」または「谷の地蔵」とも呼ばれている。

聖徳太子により593年に建立された日本仏法最初の官寺。日本では最も古い建築様式の一つ「四天王寺式伽藍配置」。

701年、修験道の開祖とされる役行者が開創した古刹。815年に弘法大師空海が真言宗の道場として再建した。

768年、この地で和気清麻呂が僧道鏡の刺客に襲われたとき、大蛇に姿を変えた本尊の聖如意輪観世音菩薩に命を救われたことから、伽藍が建立された。

669年、藤原鎌足夫人の鏡大王が建立した「山階寺」が始まり。710年に藤原不比等が現在の地に移建し、興福寺と名づけた。

奈良時代に聖武天皇が盧舎那大仏（るしゃなだいぶつ）造立の勅願を発布し、仏教の考えと国を守るために建てられた華厳宗大本山・東大寺。

屋外に建つものでは一番小さい高さ16.1mの五重塔や金堂、釈迦如来坐像や十一面観世音菩薩像などの堂塔仏像が有名。

770年、唐僧・為光上人開基の南海道の古刹。西国三十三所観音霊場第2番の札所。

高野山真言宗総本山の寺院で、金剛峯寺とは、弘法大師が金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経の深意にもとづいて名づけられた高野山の総称。

紀州最古の寺といわれる天台宗の古刹。701年文武天皇勅願寺として、紀大臣道成卿が建立。

777年創建。開祖安隆上人が龍神より授かったとされる犀の角に因み、当時は犀戴寺（さいだいじ）と呼ばれていた。

616年聖徳太子の創建と伝えられ、足利尊氏ゆかりの寺としても知られている。全国で2例しかない寺域全体が国宝指定された寺。

大内氏全盛期の大内文化を伝える寺院、国宝の五重塔は日本三名塔の一つ。

1691年に萩藩三代藩主の毛利吉就公が開基となって創建された黄檗宗の寺院。寺院敷地内には、4件の国指定重要文化財（建造物）がある。

大宝年間の創建と伝えられる寺院。県内最古の木造建築である本堂は、平安末期から鎌倉初期に建てられたといわれている。

真言宗醍醐派別格本山興隆寺は、別名を西山寺とも呼ばれ、桓武天皇の勅願寺となって以来、1350年の歴史と伝統を有する。

足摺岬に建つ空海開基の古刹。3万8千坪の境内を有し、目の前に広がる270度の水平線で見られる朝日・夕日の美しさは格別。

中尾山（本妙寺山）中腹に建立された日蓮宗の名刹。1585年に加藤清正が父清忠の追善のため、日真上人を招き摂津に一宇を建立したのが始まり。

全国羅漢寺の総本山。洞窟の中に安置されている3700体以上もの石仏があることで有名。

城下町・佐土原の宝搭山麓に建つ臨済宗妙心寺派の寺で、本尊は十一面観世音菩薩。

1194年島津家初代忠久公により創建、日本臨済宗の祖・栄西禅師により開山された。十一面千手観世音菩薩像は県指定重要文化財。